ツボ押し整体タオでの「ツボ」の視点・実状
こんにちは。ツボ押し整体タオ 代表の三好です。
ツボ押し整体とは、ツボを押して身体を整える施術なのですが、
今回は、その「ツボ」についてお話してみたいと思います。
一般的に出回っている東洋医学の書籍で、人体に何本も線が引かれた、経絡(けいらく)図というものがあり、その線上に、所々点があって、有名なところでは手の三里、足の三里、合谷、天柱、などなどツボの表記がされています。
その点に、針や灸、または指圧などをするとそれぞれのツボに対応する効果があるとされています。
それは本当なのかどうか?今では人体のメカニズムのツボ解明が進んで、神経支配などによりツボが内臓などに繋がりがあるなどの研究も出ていますが、他にも様々な見解があって個人的な結論としてはなんとも言えないところかなと思っていますが、十数年施術でひたすら押すという施術をしてきた感覚としては、間違いななく関係はあるなと実感しています。胃や腸や眼などに対応するツボを押すとお客さまが、楽になった!とか、お腹が、ぐーっと鳴ったり、眼がぱっちり見易くなったりと様々なことが経験上あるからです、それに自分自身を押しみても、そういうことは多々あります。
ただ一つここで、施術者としてお伝えしたいことは、
経絡(けいらく)図に画かれた点は、確かにいつでも押して効果はあると思うけども、
いつもいつもそこが「ツボ」であるとは限らないということ。
かなり????な感じだと思います。
東洋医学では、陰陽虚実といってそういったバランスを見る学問です。
虚(きょ)とは不足
実(じつ)とは過剰
の意味です。
ツボは本当の意味では、虚(きょ)の状態であってはじめてツボと言えるのです。
例えば、親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)というツボ
虚(きょ)の状態であれば、かなり凹んだ、窪んだ状態であり、実(じつ)の状態であれば逆に膨らんだ、腫れたような状態になっています。そのどちらでもない状態もあるのですが、それは健康な状態とも言えます。
合谷(ごうこく)は、大腸系の経絡であり、肩こりや鼻づまり、もちろん大腸の働きを良くしたりに効果があるとされています。
確かにいつでも、合谷を押せばそれなりにそれなりに効果が望めるのですが、
本当の意味で、身体の改善させるほどの効果が望めるのは、虚(きょ)の状態のみです。
ツボを扱うプロとしてはこのあたりを見極めなくてはなりません。
実(じつ)の状態は、血液、神経、リンパの流れが過剰に流れ混んでいる状態なので、腫れたような状態になっているのに対して、
虚(きょ)の状態は血液、神経、リンパの流れは不足しているため、痩せていて凹んだ状態になっています。
見た目も触れた感じも明らかに違います。
実は、熱をもち、弾力も、潤いもあります。むしろありすぎる感じです。
逆に虚は、冷たく、張りがなく、カサカサしています。
今回は、ツボ押し整体で、実際のツボの実情についてお話させていただきました。
ツボ押し整体は筋肉の揉みほぐしとは根本的に考え方もアプローチも違いがあります。
ちょっと興味があるなと思う方は、是非施術を受けていただければなと思います。
今回もまた最後までお読みいただきありがとうございます!
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